日本を想う
「元祖 みうらうどん」さんで吉田うどんをいただいた後、この日の目的地である新倉富士浅間神社と五重塔「忠霊塔」に向かいました。
この日は、台風も近づいていおり、時折大雨となるあいにくの悪天候。
しかし、私たちの食事が終わった頃には既に小雨に変わり、新倉富士浅間神社と五重塔「忠霊塔」に到着した時には雨もすっかり上がっていました。
何かのお導きかもしれません。
有難いことです。
駐車場に入ると、意外にもたくさんの車が停まっていました。
しかし、ほとんどは白か黒のTOYOTA ALPHARD か VELLFIRE、もしくはNISSAN ELGRANDというワンボックス車。
一般の乗用車は、ほぼ見当たりません。
少し疑問に思いながらも、駐車場横の階段を登って、新倉富士浅間神社を参拝しました。
神社の境内は、半分以上が中国人、三割が東南アジア系の方、残りがアメリカ・ヨーロッパの諸外国人の方々でした。
参拝後は少し小高い山を登り、五重塔「忠霊塔」に向かいました。
しかし、その比率は変わらず、出会った日本人はわずか一組のみ。
この日はちょうどお盆。
本来なら日本人がこの地を訪れて、戦没者の方々に慰霊すべきなのですが。。。
地元の人はおろか日本人の少なさ(いなさ?)に唖然としてしまいました。
中国人の方々は大はしゃぎして写真を撮ったり、駆け回ったり。
もちろん、観光で来られている訳ですから仕方ないのですが、ここはそういう場所ではありません。
いくら国策でインバウンドを増やし、観光業や需要を後押しするとは言っても、本当にこれで良いのだろうか・・・と疑問を感じずにはいられませんでした。
将来の日本を案じ、日本のために戦って亡くなった方々に申し訳が立ちません。
せめて、日本人だけは、お盆の時期くらい、謝意を忘れずにいたいものです。
さらに小高い丘に登ると、明治大帝(明治天皇)の像がありました。
この日はあいにくの天気。
残念ながら富士山は見えませんでしたが、まさに富士山方向に向かって立っておられ、日本の行く末を見守っておられるかのようでした。
こちらの石碑も、かなり年季が入っており、はっきりと読むことができません。
こういうところにこそ、税金を使っていただきたいものです。
帰り際に、駐車場まで降りると、まだたくさんのワンボックスカーが停まっていました。
よく見ると、9割が白タクで、ほぼ全員が外国人運転手。
しかも、東京・埼玉・静岡・愛知のナンバー。
もちろん白タクは違法。
海外の旅行エージェント経由で、安い不法労働の外国人白タクを使って、国内観光をしている実態をまざまざと見せつけられました。
これで、本当にインバウンドによる景気の押し上げ効果があるのでしょうか?
日本のタクシーを使ってもらわなくて良いのでしょうか?
残念で仕方なりません。
戦没者の慰霊に伺って、このような日本の実態をリアルに知れたのも何かのご縁。
今、自分にできることをしていきたいなぁと改めて痛感した一日でした。
こちらの神社を後にした直後、またすぐに豪雨に見舞われました。
雨が止んでいたのは、私たちが参拝をしていたわずか30分あまり。
何かのご縁を感じます。
同じ富士吉田市に似た名前の神社で、北口本宮冨士浅間神社もあるそう。
こちらも、かなり由緒ある神社だそうです。
次回伺った際は、あわせて参拝させて頂こうと思います。
感慨深い一日となりました。