真打登場
Eventideと言えば、泣く子も黙る空間系エフェクターの大本命。
私もかつて、ラック系ではEventide Eclipse、マルチペダルではEventide H9を使用していました。
Eventide H9は素晴らしい空間系のペダルエフェクターで、今なおプロが多用されていますが、高度なアルゴリズムをペダルサイズの筐体に組み込んでいるため、原則、エフェクト(アルゴリズム)が一つしか使用できないことが最大の難点でした。
しかも、10年以上前に初期開発された製品ですので、液晶表示やユーザビリティも今時ではありません。
2022年11月10日(木)の日本時間午前3時。
突如、H9の後継機種となる待望のNewペダルが発表されたのです。
Eventide H90という名のペダルエフェクター。
なんと、フラッグシップであるH9000 Harmonizerから派生したアーキテクチャを採用しているそう。
H9 Maxのアルゴリズムにない10個の新しいアルゴリズムも搭載。
また、ルーティングの自由さも特徴のようです。
まさに、次世代エフェクター。
詳細はまだまだ不明ですが、海外のサイトを見る限り概要は以下の通り。
- 2個のエフェクトが同時使用可能。
- エフェクトは直列・並列を選択して使用可能。
- スピルオーバーが可能。
- 合計62個のエフェクトが使用可能。
- H9 MAXから52個のエフェクトを移植。
- 7個の新アルゴリズム(Polyphony、Prism Shift、Bouquet Delay、Head Space、Weedwacker)が使用可能。
- 定評のあるラックマウントプロセッサーから、3個のアルゴリズム(Even-vibe、Wormhole、Instant Flanger、Instant Phaser、SP2016 Reverb)が使用可能。
- 大型のOLEDディスプレイを採用。
- 楽器とラインレベルの入力が4つ。
- USB-Cに対応。
私も、リアルタイムで製品発表を見ていたのですが、これは正に私が待っていたエフェクター。
見事、Eventide H9の欠点を解決し、最新機器として登場したと言えます。
サウンドは、Eventideですから申し分ありません。
世界最高峰のサウンドです。
製品発表後、数時間で海外では色々なアーティストが既にレビュー動画を多数アップされているようです。
一方、価格も最高峰。
なんと、海外で899ドル。
現在、円安の日本に輸入されてくると、なんと、税込み154,000円だそうです。
11月末に発売で、既に予約が始まっているようです。
しかし、お値段が私の想定よりも高いため、悩みます。