リッチなコーラス・サウンド
クリスタル・クリーンと言う言葉を流行らせたのは阿部学さんではないでしょうか?
最近では、「学(まなぶ)クリスタル」とか、「学(まなぶ)クリーン」とも言われているそうです。
私も、この90年代のスタジオ系サウンドは大好きですので、リッチなコーラス・サウンドは外せません。
やはりラックエフェクター世代だからなんでしょうかね?!
さて、気になる阿部学さんのクリスタルクリーンのセッティングですが、動画の中で惜しみなく公開いただいています。
コーラス3台を直列でかけられているのは知っていましたが、揺らさずにコーラスを複数がけしているとは意外でした。
しかも、最初が普通のアナログコーラス、2台目・3台目はステレオのトライコーラス。
また、トライコーラスの2台は、二つとも同じ設定にしているとは知りませんでした。
私はてっきり、3台ともトライコーラスで、設定をそれぞれ変えているのものだと思っていたからです。
さらに、エフェクターそれぞれのMix調整が微妙なんですね。
また、コーラスやコンプの位置がアンプの後なのもスタジオ系がお好きだった名残なんでしょう。
もちろん、その後は並列に空間系をかけられているのですが、シンプルディレイとリバーブを直列に繋いだ後(Wet音)に、コーラス(Dry音)とを並列に繋がれているのもスタジオ系では王道のセッテングですね。
個人的には、ディレイとリバーブ(Wet音)を阿部さんとは逆の順に繋いで、コーラス(Dry音)と並列につなぐ方が、よりサウンドが広がるので好みです。
いずれにしても、かなり参考になりましたので、私の次期エフェクトボードのセッティングにも生かしていきたいと思います。