安心の日本製
もう一つの候補、Panthera(パンテーラ)について調べてみました。
こちらは、日本メーカーのYupiteruが作っている製品。
CLIFFORDを徹底的に研究して作られた製品のようで、新製品が昨年2022年12月に発売されたばかり。
昨今、車両盗難の手口も巧妙化してきており、昔のようにドアをこじ開けたり、ガラスを割って車内に侵入したり、レッカー移動したりという大掛かりな盗難は少なくなったとのこと。
それもそのはず。
窃盗団は、盗んだ車両をが自分が利用するのではなく、海外で高く売り捌くことが目的。
そのため、車両を傷つけずに簡単に盗むことが必要なんだと思います。
リレーアタック、コードグラバー、CANインベーダーというハイテクを使い、ものの数分で盗難してしまう手口が横行しているようです。
そういう意味では、この手のセキュリティ機器はなるべく最新のものを選んだ方が良いということなんでしょう。
Pantheraのグレードは以下の三種類。
性能に違いはなく、あくまでもデフォルトでつくオプションの機能数によってグレード分けがされているとのこと。
- Panthera Z706
- Panthera Z306
- Panthera Z106
ですので、一番ベースの機種であるPanthera Z106を購入しても、オプションをつけていけば、最高機種のPanthera Z706と同じ機能になるということ。
これは、分かりやすいですね。
しかも、CLIFFORDより、国内で在庫を入手しやすいのはGood。
個人的には、世界最高峰のセキュリテイである老舗のCLIFFORDに惹かれているところもありますが、安定的な部品供給や今後のメンテナンス、信頼性などを考えた場合、日本製のPantheraの方が現実的かなぁ〜と思っています。
機能や性能面、コストにおいては、CLIFFORDとPantheraは同格であり、どちらを選んでも間違いはなさそう。
唯一、Pantheraの方が優れている点は、Smart Xrossという最新の窃盗手口に対応した機能が実装されている点があります。
これは、万一リレーアタックやコードグラバー、CANインベーダーで車両の一次セキュリティを突破され、車内に侵入されても、エンジンをかけることができないという優れもの。
あえてもう一つメリットを挙げるとすれば、8インチフルカラータッチパネルのアンサーバックリモコンに、セキュリティの警戒状況を視覚的に通知してくれることでしょうか。。。
また、Yupiteru製ですので、同社のドラレコとの相性が良いのも間違いないと思います。
あとは、機器を取り付けてくれるショップさんの腕次第でセキュリティー強度はかなり変わってくるそうです。
複数の会社のセキュリティ製品を組み合わせた方が、突破されるリスクは減ります。
加えて、車のキーとセキュリティのキーを連動させなければ、さらにリスクは下がると思います。
しかし、それでは実利用上かなり不便。
一方で、車のキーとセキュリティを連動させると、一つセキュリティを突破されると、全てのセキュリティが解除されてしまいますから、ある意味抜け穴もできてしまいます。
この辺りも、よく考えて、セキュリティ選びをしたいと思います。