一人詣で

先日、讃岐うどん巡りをするため高松市に行った際、せっかくですから、金刀比羅宮を参拝することにしました。

単線の琴平電鉄に乗り、長閑な風景を眺めていると、いつの間にか終点の琴平に到着。
金刀比羅宮の入口へは、ここから向かいの橋を渡って徒歩で5分程度歩きます。

金刀比羅宮の入口に着くと、道脇にはお店がびっしりと並んでいました。
うどん屋さん、アイスクリーム屋さん、酒蔵など多種多様。

誘惑を振り切って突き進むと、ようやく階段が現れました。
いよいよ、ここからが金比羅山への入口。
その遥か先に金刀比羅宮があるという訳です。

最初の階段を登り切ると、またもや多数のお店が並んでいました。
ご利益のある頂上を目指す前に多数の誘惑があるなんて、まるで人生のようです。

さらに階段を登り進めますが、まだまだお店は続きます。
お店に寄るのは、下山時の楽しみとして取っておきたいもの。
我慢して、さらに登っていきます。

ようやく100段目まで登って来ました。
このくらいの緩い階段であれば、意外に楽勝かも?と、この時点では、たかを括っていましたが。。。

段々と階段の勾配がキツくなってきました。
この時点で、ようやく294段目。
汗が滲み始め、息も上がってきました。
いやぁ〜、これは思っていた以上にきついかも???
ちょっぴり、後悔。。。

雰囲気的に、この先に本宮があるのでは?
と、淡い期待を持っていましたが、その期待はすぐに崩れ去りました。

その後、こちらの鳥居をくぐると、なんとなく本宮へ向かう参道っぽい道が現れてきました。
今度こそ、この道の先に本宮があるものと信じたいもの。
いつの間にか、早足で進んでいました。

いくつもの階段がありましたが、それを登り切ると、それっぽい建物が現れてきました。
今度こそ本宮が近くなってきたのでは?と、期待が高まります。

しかし、またもや鳥居が現れ、まだまだ先に階段が続いていました。
いやぁ、まさにこれはどこまでも終わりのない人生そのもの。

いくつか階段を登り、かなり高いところまで上がってきました。
なんと、こんなところに資生堂パーラーがあるではないですか!
これは、いよいよ本宮に辿り着いたのか?と思い、嬉しくなりました。

さらに階段を登ると、それっぽい建物がありました。
しかし、それもまたぬか喜び。
なんと、こちらも本宮ではありません。
がっくし。。。

この日は気温も高く、この時点で、もうシャツもズボンも汗だく。
そこで、建物の前にあった屋根付きの休憩所でしばらく休息することに。。。
その後、また階段を登り続けるのでした。

またまた鳥居が現れ、さらに階段が続きます。
この階段は一体どこまで続くのでしょうか?

この後、さらに心臓破りの階段が続きました。
そして、途中には何度も本宮かと見間違うような建物がありました。
しかも、これまでよりも階段の一段一段の高さが高く、足に堪えます。
私は先々月末に骨折した肋骨二本と鎖骨一本がまだ完治していませんでしたので、ここでこけてさらに悪化しないように気をつけなくてはなりません。
そのせいもあってか、精神的にもかなり疲れ果てました。

その後、ようやく本宮に到着。
まさに雪崩れ込むように着いたという表現が正しいかもしれません。

「御本宮」というこの文字が神々しく感じます。
本当にすごい達成感です。

本宮前からは、遠くに瀬戸大橋を見ることが出来ました。
まさに感動もの。

しかし、何を血迷ったか、この後、私はこれまで登ってきた倍の距離や階段を登り、奥の院まで行くことを決心。
せっかく、香川県まできたのですし、ここまで険しい山道や階段をこれ以上歳をとってからでは登れる気がしなかったためです。
その大変さたるや、ご想像の通りです。
しかし、奥の院のお姿を拝めた時は、何にも代え難いものがありました。

こちらに毎日登ってこられる神社の方々は、本当に大変だと思います。
感謝ですね。
少し休憩をとった後、しっかりとお参りをさせていただき、帰路につくことに。。。

奥の院からは、本宮で見た景色以上に素晴らしい光景を拝むことができました。
香川県を一望で見下ろせる素晴らしいロケーションです。

下山途中に少し雨が降ってきましたが、私はなんとか濡れずに本宮まで降りてくることができました。
そこで見たのが、こちらの虹の架け橋。
まるで、今回の参拝を祝福してくれているかのよう。

その後はひたすら汗だくになりながら下山。
たまらず、麓の参道入口にあった商店街で、地ビールをいただきました。
いやぁ〜、この時いただいたビールは、参拝の達成感と満足感が入り混じり、本当に美味しかったです。

再びに琴平駅に戻り、あとはまた一時間電車に揺られて高松市内に戻りました。
この日は、朝から金刀比羅宮の参拝だけで一日が終わってしまいましたが、なぜか清々しい気分。
日々、健康でいられることに改めて感謝した一日でした。