秘境の鍾乳洞
福生市にある「中華蕎麦 麺とスープ」さんで美味しいラーメンをいただいた後は、いよいよこの日のメインイベント。
「日原鍾乳洞」に向かいました。
私は山口県出身で、秋芳洞という日本一の鍾乳洞を知って育ちましたので、興味津々。
ちなみに、日原はニッパラと呼ぶそうですが、最初から読める人はいないのではないでしょうか?
それにしても、愛車のLEXES RXで行くには、道が狭すぎました。
車一台がやっと通れるほどの山道が続き、離合するのも大変でして。。。
まさに秘境の地にある鍾乳洞。
到着した頃には、運転疲れで既にヘトヘト。
しかし、なんとか駐車場に車を停め、その後はこちらの歩道を下り、鍾乳洞に向かいました。
途中、素晴らしい大自然の渓谷が広がっていました。
大きな岩が無造作に川に散乱。
この一体が岩山であることが分かります。
魚釣りやキャンプをしたら気持ちよさそうですね。
小さな滝もありました。
川の水もかなり綺麗です。
中に入って泳ぎたいほどでした。
自然の雄大さを堪能しながら、川沿いをしばらく下ると、鍾乳洞の見学券販売所を発見。
それらしい雰囲気になってきました。
こんな秘境の地ですから、お客さんも少ないだろうと、たかを括っていたところ、なんと見学券を購入するのも順番待ち。
もちろん、子供連れやカップルが大半で、私たちのような中高齢夫婦は少ないのですが。。。
いやぁ〜、お見それいたしました。
見学券を購入した後は、こちらの橋を渡って鍾乳洞入口に向かいます。
この景色だけでも癒されますね。
いよいよ、こちらから鍾乳洞に潜入です。
それにしても、こんな山奥で、一体誰がこの入口を発見したのでしょうか?
謎です。
中に入ると、一気に空気が冷たくなりました。
今が夏であることを一瞬で忘れてしまうほど。
この暑い夏の最中ですが、鍾乳洞に半袖で来たことを後悔してしまいました。
頭を打ちそうなほど低い天井をくぐり、しばらく歩くと、案内図を発見。
複雑に入り組んだ洞窟であることが分かります。
見どころには、それぞれ案内板が掲示してありました。
こちらは、「格天井」というそうです。
こちらは、「船底岩」。
よく見ると、どれもそれっぽい形をしています。
上手いネーミングです。
こちは、「水琴窟」というそう。
名前どおり、水の滴る音が木琴のように聞こえる不思議な場所。
幻想的です。
こちらは、「蓮華岩」。
段々と仏教に関する名前が多く見られるようになってきました。
次に発見したのは、「弘法大師」の学問所。
弘法大師が修行した場所なんだそう。
中は真っ暗で怖いですが、今でいうクーラーの効いた場所で修行されていたんですね。
ようやく、鍾乳洞のメインスポットに到着。
アークを探す某映画で見るような場所。
ライトアップされていることもありますが、これは感動ものです。
こちらの階段を登ったところに「縁結び観音」様が祀られていました。
もちろん、夫婦で参拝させていただきました。
その後、新洞窟という新たな見学コースに向かう階段を発見。
せっかく来たのですから、行ってみようと階段を登り始めたのが運のつき。
急勾配の狭い階段が永遠に続いていたのです。
ヘトヘトになりながらもなんとか登り切ると、今度は同じだけの下り階段を降りなければならないではないですか!
途中で引き換えすこともできず、かなり後悔。
しかし、これも良い思い出になりました。
大自然の中でマイナスイオンを多く浴びたせいか、鍾乳洞を出ると、リラックスした清々しい気分に満ち溢れていました。
ふと辺りを見渡すと、二つの記念碑が。。。
陛下もお越しになっていたのですね。
鍾乳洞に来るのは本当に久しぶりでしたが、よい体験をすることが出来ました。
比較してはいけませんが、日原鍾乳洞は山口県の秋芳洞のような鍾乳洞ではなく、洞窟に近いと言った方が良いかもしれません。
しかし、一度は見学してみる価値ありだと思います。
帰りは来た道以上に狭くクネクネした道を案内され、愛車のLEXUS RXで通るのは、まさにギリギリ。
この時ほど、AWD(四輪駆動)で、DRS(四輪操舵)の付いたグレードにしておいて良かったと思ったことはありません。
道中の運転は大変でしたが、楽しい夏季休暇一日目を過ごすことが出来ました。
はてさて、二日目や如何に。