300年前に建築された古民家
今年4月に東京都の檜原村にある小林家住宅を訪れたばかりですが、埼玉県の小川町にも吉田家住宅という国指定重要文化財があると知り、早速行ってきました。
享保六年(1721年)に建築。
今年でちょうど築300年。
なんと、平成元年まで実際に人が住まわれていたそうです。
このような古民家で、実際に築年数がわかるケースは少ないそうですが、吉田家住宅の場合、柱に建築の年代を記す紙(棟札)が貼ってあったことから、その建築年が証明されたそうです。
一階には囲炉裏のある土間や板の間のほか、畳の間もありました。
土間や板の間には天井がなく、太い柱や梁が剥き出しでしたので、建物の歴史を感じることができました。
一方、畳の間は、綺麗に整頓され、和の美しさを堪能できました。
もちろん畳の間には天井がありますので、その上は二階としても使われていたそうです。
吉田家住宅は、実際に家に上がって室内を見学することも可能です。
また、お食事や喫茶も提供いただけるようですので、歴史を感じながら一時間くらいゆっくりするのも良いかもしれません。
その他、お土産等も販売されているようです。
この日は、暑い日でしたが、古民家の中はヒンヤリとしており、冷房いらず。
先人の方々の知恵と技術がいかに凄いのかを痛感した日でもありました。