オーダーのコンセプト
James Tyler USA Studio Elite HDは、さすがにお高いです。
しかも、今回のオーダでは、ボディトップにキルトを張る等、オプションてんこ盛りですので尚更です。
そのため、どうしてもスペック(仕様)を冒険することがはばかられ、しっかり守りに入ってしまいました。
今回オーダーしたコンセプトは、主に以下の三点。
- 高級感と飽きのこない外観の両立
- 多様な音色が出せる
- USA製ならではのオーダーをする
高級感と飽きのこない外観の両立
ボディの周囲にWhite Multi Layer Bidingを施し、ボディカラーにはTrans Blue Burst、加えてMatching Headを選択しました。
オーダー前に何度となく仕上がりのイメージをシミュレーションしましたので、高級感と大人の落ち着きを併せ持つバランスの取れた良いギターに仕上がったと思います。
また、指板をMacassar Ebonyにしたことで、より一層、高級感の演出に貢献出来たのではないかと思います。
多様なサウンドバリエーション
ピックアップは、王道のJTS5500、JTS5500、SuperのSSH配列を選択。
しかも、今回はStudio Elite HDですので、Mid Boostのオンオフにより、サウンドバリエーションがHD-Pの二倍に増えています。
さらに、リアPUのSuperはCoil Tap Push SWを増設し、ハムとシングルの切替えが出来るようにしました。
これにより、シングルコイルに近いリアのハーフトーンが出せるようになっています。
USA製ならではのオーダー
ボディ材はSawmp Ashで、Japan製では設定のないリブド加工が施してあります。
これにより、ボディウェイトを軽く出来るだけでなく、Swamp Ash特有の煌びやかな高音と魅力的な倍音・立ち上がりの速さを維持しつつ、少し丸みを帯びた柔らかいサウンドまでを実現しています。
ネックも、Japan製には設定のない少し太めのTHIN 59-Shape。
ネックの太さも、サウンド面やサスティンの向上に寄与していると思います。