ご対面
カスタムオーダー2台目となるJames Tyler USAが届きました。
今回は、王道のJames Tyler USA Studio Elite HDをオーダー。
こちらは、先月入手したRoyal Blue ShmearのLA Studio Classicから約1ヶ月遅れてオーダーしたもので、納期は同じく約1年2ヶ月でした。
カラーリングは比較的珍しいTrans Blue Burst。
日本に入ってくるJames Tyler USAではあまり見かけない色です。
私の知っている限り、この色のUSA製はプロギターリストの阿部学さんが所有するJames Tyler USA Studio Elite HD Rear Routくらいではないかと思います。
James Tyler USAの暴れたサウンドとは裏腹に、大人のギターという感じで、とても落ち着いた色味です。
実のところ、James Tyler JapanでもTrans Blue Burstのギターは作られていますが、USA製よりもブルーが強いカラーリングとなっており、全くテイストが異なります。
どちらが良い悪いではなく、Japan製はポップな感じの色味です。
オプションは、てんこ盛りしてもらいました。
これ一台で大抵のサウンドは出せると思います。
画像では分かりづらいですが、トップ材のキルトも信じられなくらい動きのある3Dキルトでした。
今まで所有したギターのキルトの中ではダントツの品質。
大変満足しています。
これだけ濃い青色のボディで、立体的に揺れる3Dの杢目が出ている訳ですから、もし茶系のボディカラーだったらどんなに凄かったのだろう?と思います。
少なくとも、ブルー系でこれだけ立体感のあるトップ材は見たことがありません。
また、Studio Eliteと言えば、ボディ材はMamywoが定番ですが、今回は敢えてSwamp Ashでオーダーしました。
理由は、2018年度からMamywoでのオーダーが出来なくなったからです。
この突然の決定(Jimの気紛れ)は、James Tyler USAではよくあることのようです。
Mamywoは一般にMalaysian Mysterious Woodの略とも言われていますが、実はキョウチクトウ科に属するJelutong(Dyera Costulata)というマレーシア産の木。
材質は柔らかくて軽い上、丸味のある音質で中域を中心に鳴りがよいう利点があります。
一方で、耐久性が低く、カビて表面が青緑っぽくなりやすい等という欠点もあるようです。
以前、James Tyler Japanを製作している飛鳥で、在庫しているMamywoの画像を見たことがありますが、確かにカビて青緑になっていたのを覚えています。
スペック(仕様)
拘りのスペック(仕様)は以下のとおりです。
BASIC MODEL : Studio Elite HD
Body Color : Trans Blue Burst
Neck & Logo Color : Natural Satin, Trans Blue Burst Matching Head, White Logo
Body : Quilt Maple Top, Ribbed Swamp Ash Back with White Multi Layer
Neck : Quartersawn Maple
Neck SHAPE : THIN 59-Shape
Fingerboard : Slab Lam Macassar Ebony
Fingerboard Radius : Compound Radius
Nut : 1-5/8 (約41mm)
Frets : 22F, WIDE/TALL
Tuners : Hip Shot Locking
Neck Pickup : JTS5500 / Slant (Black Cover)
Middle Pickup : JTS5500 / Slant (Black Cover)
Bridge Pickup : SUPER / Slant (Black)
Pickguard : 4-ply White Pearl
Bridge : G2TS
Hadware Color : Chrome
Control : 5way Lever PU Selector(White Knob), Master Volume(White Knob), Master Tone(White Knob), Mid Boost Push SW(White Knob), Mid Boost Control, Coil Tap Push SW(White Knob)