初日スタート
四泊五日で実家に戻り、いつも通り母の世話をした後、夫婦二人で、早期定年退職のお祝い旅行に行ってきました。
当初は、全国思い出の地を回ることも考えましたが・・・。
私が高校を卒業して以来、ほとんど郷里山口の歴史を勉強することがなかったため、山口県を一周する三泊四日の旅をすることに。。。
高校時代までだと、自宅と学校の往復だけで、県内の史跡を回ることなどありませんでしたからね。
旅行初日は、午後に母の元を立ち、レンタカーを借りて下関市にある私の母方のお墓参りに行ってきました。
実は、私は母方の祖父の顔を知りません。
私が生まれる一年前に亡くなったからです。
しかし、いつもどこかで見守ってくれているような気がしていて。。。
今回、退職の報告を兼ねてお墓参りができて本当に良かったと思います。
その後は、下関の街中に車で向かいました。
時刻はすでに夕方。
下関には泊まるだけですので、便とコスパの良いビジネスホテルをチョイス。
今回の宿泊先は、ヴィアイン下関。
古いホテルを改装したようで、決して豪華ではありませんが、私たちにはこれで十分すぎるほど。
まず、ホテルにチェックインをして、そのまま駅前の散策に向かいました。
四半世紀ぶりに訪れた下関駅前。
当時の面影はあるものの、かなり変わっていますねぇ〜。
漁港の近い田舎街ではあるものの、大きなビルやマンションが増え、駅ビルも綺麗に改装されていました。
駅から直結で道路の上を歩ける歩道も整備され、部分的にみるとかなり大きな都市にすら見えます。
しかし、人通りは少なく、景気は大丈夫なのかなぁと心配になる程。
駅ビルを歩いていると、25年前に私が会議で下関に来た時に時々食べていた「ふく天うどん」の「味一 下関駅店」さんを発見しました。
下関特有の言い方なのですが、「フグ」のことを福とかけて「ふく」と呼ぶのです。
今なら、きっと「ふく天うどん」ではなく「ふく天そば」をいただくのですが・・・。
当時、そばは大晦日にくらいしか食べる習慣がなく、惜しいことをしました。
当時は、確か500円くらいだったと思うのですが、今や720円。
かなり値上がりしていますね。
給料が上がらない中、これは厳しい〜。
しかし、当時のあの美味しいうどんの味を思い出します。
実は、今回も一口食べたかったのですが、他に食べたいものがあったため、やむなく断念。
下関に来たからには、夕飯は、ご当地の「ふく」と「くじら」を食べようと決めていました。
安くて美味しいと有名な居酒屋さんに予約を入れたものの、残念ながら満席。
そこで、近場で目についた「酒肴旬菜 味庵しものせき」というお店に寄らせていただきました。
もちろん、まずオーダーしたのは「くじらの竜田揚げ」。
次にオーダーしたのは、「くじらベーコン」。
私の母が下関市出身だったということもあり、当時安かったこれらの鯨料理は、我が家の定番メニューでした。
今ではお高くなり、なかなか口に入れられる機会は少なくなりましたが。。。
次にオーダーしたのは、もちろん「ふく刺し」。
東京では、まず日常で食べることなどありませんから、珍しいものを食べることができて本当に良かったと思います。
その後は、「ちゃんぽん」を頼んで二人でシェアをしてフィニッシュ。
調子に乗って、ビールを二杯も飲んでしまいました。
もちろん、その後は近くのスーパーで缶ビールを買い込んで、ホテルに戻ってからかなり飲んだくれました。
初日は、午後からの出発でしたし、お墓参りがメインでしたので、これで一杯いっぱいの日程。
しかし、二日目以降は予定が目白押し。
色々な学びと体験をすべく床についたのでした。