別世界
先日、ドライブがてら東京都西多摩郡檜原村にある重要文化財の小林家住宅という古民家に行ってきました。
麓にある藤倉バス亭(終点)から更に山間に入ったところに、その入口があります。
とても人が住んでいる?住んでいた?とは思えない場所。
ここにたどり着くまでの道も、車一台がやっとという道幅。
対向車が来ると往生してしまいます。
地名は一応東京都ではあるものの、まさに秘境、まさに別世界です。
しかし、小林家住宅はまだまだ、ここから更にひと山上にあるのです。
車で登れるのはここまでで、ここから先は徒歩で急な斜面を登るか、モノレール?(簡易トロッコ列車みたいなもの)に乗って、向かうしかありません。
私たちは、事前にこのモノレールを予約していましたので、さっそくモノレール駅に向かうことに。。。
こちらが、そのモノレール駅です。
なんと、谷の上に駅が渡っています。
発車時刻になると、山の上からモノレールが降りて来るそうです。
実際、時間になると、こんな感じで6人乗りのモノレールが降りて来ました。
ガタガタという音と、けたたましいエンジン音が山間に響き渡ります。
スピードのでないジェットコースターみたいで、結構、度胸試しっぽい乗り物です。
モノレールの入口には、モノレール利用の注意書きと、時刻表がありました。
事前予約が必須ですが、席が空いていれば乗せてもらえるそうです。
もちろん、無料。
しかし、現在はコロナ禍ですから、満席の6名乗車は行っておらず、原則、お客さんは4名までとのこと。
ということで、いざ出発。
この山の斜面の最大傾斜はなんと43°。
380mの距離を行きは約13分かけて登り、帰りは約11〜12分程度で降りてくるそうです。
流石に中年オヤジの私は、この急傾斜をモノレールに乗りながら撮影するには、いささか命がけなため、やむなく断念。
ちなみに、モノレールから一度物を落としてしまうと、拾うのもままならない程の急斜面です。
終点に到着すると、モノレールから目的の小林家住宅を見ることができます。
雰囲気満点で、期待に胸が高鳴りますね。
さて、いよいよ見学開始。
続く。