天空の古民家
しかし、よくこんな山の上にこれだけ立派な古民家を建てて住まわれていたものだと、感心します。
案内の方に聞いたところでは、 以前は麓にある藤倉バス停の辺りに住まわれていたそうですが、川の氾濫で流され、山の上に上がってきたとのこと。
炭を作ったり、お蚕さんとして絹を作って生計を立てられていたようです。
標高は700mを超えているせいもあり、天気は良かったのですが少し肌寒いくらい。
自然がいっぱいで、私のdocomoのiPhoneはアンテナも立ちません。
老後は、こんな素敵な場所で、都会の喧騒を忘れ、デトックス出来るといいなぁ、なんて本気で思ってしまいます。
築年数は260年近いそうですが、10年近く前に大改修をされたとのこと。
そのせいもあり、茅葺き屋根もまだ比較的新しい物でした。
しかもその茅葺きは、富士山の麓から運んできたものだそうです。
家の中の土間には竈門があり、 お湯が沸いていました。
家の作りも、昔の日本建築だけあって、しっかりとしています。
こちらのお宅は、なんと十数年前まで実際に住まわれていたそうです、。
その時の道具も展示してありました。
日本の良さを感じますね。
定休日は火曜日で、冬場は15時閉館と短い時間しか公開されていませんが、一度は見学してみる価値のある場所だと思います。
とにかく気持ちが良いですし、心が洗われる思いです。
古民家の裏手に回ると、小高い丘があり、そこには沢山の桜がありました。
ちなみに、以前は蚕用に桑の木が植えられていたそうです。
もう桜の時期も終わったかな?と思っていましたが、流石にこれだけの標高ですから、遅咲きの桜を見ることができ、本当にラッキーでした。
あまりに綺麗でしたので、桜の間から見える古民家を撮影してみました。
春の季節を感じられて、風情がありますね。
お弁当持参で、こちらでいただけばよかったと後悔。。。
続く。