最終日
いよいよ、旅行も最終日の4日目。
大谷山荘での朝食は、これまた豪華なバイキングでした。
和洋両方がありましたが、妻は和、私は洋を中心にチョイス。
画像は、私の朝食です。
いくら、洋を選んでも少しだけ和が欲しくなるのは、年齢的なものでしょうか。。。
実は、最終日もかなりのハードスケジュール。
後ろ髪をひかれつつも、朝食後はすぐに大谷山荘を出発し、一路、萩へと向かいました。
しかし、萩に行く前にどうしても行きた場所があり、一時間ばかり寄り道をすることに。
相変わらず、行き当たりばったりです。
それがこちらの元乃隅神社。
よくテレビやSNSで紹介される有名な神社ですね。
駐車場に車を停め、その後、鳥居のある場所までかなり丘を下ります。
こちらが、その出発地点。
先端に見える岩場からは、運が良いと海水が約30mも高く吹き上がる「竜宮の潮吹き」を見ることができるとのこと。
私たちが訪れた日は、日本海は珍しく穏やかな海。
残念ながらその光景を見ることは出来ませんでした。
ちなみに、日本海に向かって並ぶこの赤い鳥居は、なんと123基も連なっているそう。
竜宮城に向かっているかのようです。
近年、人気のパワースポットだそう。
インスタ映えも良さそうですね。
それにしても、すごい数の鳥居です。
この整然さは、まさに圧巻の一言。
しかし、かなり急な坂道や階段を登らねばなりません。
これは、お年寄りには酷かも。。。
上まで上がりきり、元乃隅神社から見た鳥居がこちら。
かなりの勾配を登ってきたものです。
何度見ても、素晴らしい光景。
実は、この時点で朝8時半。
参拝後は、急いで萩市に向かいました。
萩について、まず最初に伺ったのが、こちらの萩・明倫学舎。
萩・明倫学舎は、明治維新を起こした先人たちの多くが学んだ長州藩の藩校です。
こちらは、この旅行でどうしても見学したかった場所。
こちらが本館の入口。
藩校らしい威厳と趣きのある玄関ですね。
本館と2号館があるそうですが、本館は無料、2号館は大人300円と有料です。
2号館の方に歴史的な展示がしてあるとのことでしたので、私たちは迷わず2号館を見学。
数年前までは、一般の学校として使用していたとのことで、館内にはまだその雰囲気がまだ残っています。
それにしても横に長い木造の学校ですね。
現存する木造の学校では、なんと日本で二番目に横幅が長いそうです。
列強に開国を迫られた幕末に活躍した長州ファイブの面々。
お恥ずかしながら、私は全員の名前とその功績を知りませんでした。
日本の危機感を単に訴えるだけでなく、自らが行動して、その範を示していった5人。
この方たちがいなかったら、今の日本はあったのだろうか。。。と考えるとその偉大さに感服です。
今の日本も、まさに似た状況。
今こそ、令和維新を起こさなればならない時に来ているのではないでしょうか。
海外からのインバウンドや移民、不法滞在が増え、日本の文化が崩れ、さらには経済植民地化に向かっているこの状況をなんとかしなければならいと思うのは私だけでしょうか。。。
各展示室には、ビデオなどが流れていました。
単なる掲示物だけでないところが、非常にとっつきやすくて良いですね。
これなら、皆さん飽きずに見学できますし、理解も深まるはずです。
特に、Youtubeに慣れている世代は、文字よりも動画の方が良いでしょうからね。
時間の関係から、私たちが明倫学舎にいた時間は、約一時間あまり。
展示資料の量からして、じっくり見学するには、少なくともあと数時間は必要。
こちらも、リピート確定ですね。
もっと、歴史を深く勉強せねばと改めて痛感した時間でした。
次に向かったのは、光圀本店という老舗和菓子屋さん。
萩に来たら昔から一度食べてみたかったのが、こちらの夏みかん丸漬。
お値段はそこそこお高いのですが、これを食べずして、萩のお土産は語れません。
中に入ると、さすが老舗という感じ。
お店は決して広くないのですが、重みのある店構えに圧倒されました。
光圀本店で夏みかん丸漬を購入した後、帰りの飛行機まで少し時間がありましたので、欲張って、萩・反射路や松蔭神社、松下村塾を見に行こうと試みました。
しかし、道に迷い、各種トラブルがあったため、結果として何処へも行けず。
その際にお世話になったのが、萩焼の東光さんの大奥様と奥様。
今度、もう一度萩に伺って、改めてお礼を申し上げようと思います。
以上で、4日間の定年退職?祝旅行は全行程を終了しました。
もっともっと山口県の歴史を勉強したり、観光地を回ったりしたかったのですが、それは次回のお楽しみにとっておこうと思います。
今回は、改めて自分を見直し、日本を見直す、大変良い機会となりました。
自宅に戻って、早速、光圀本店の夏みかん丸漬をいただくことに。
包装紙も、夏みかんっぽいですね。
包装紙の下には、こんな箱が入っていました。
こちらも、爽やかな感じで良いですね。
いよいよ、開封の儀。
中には、夏みかんが丸々一個入っていました。
意外に黒っぽいのですね。
次は、入刀の儀。
切ってみると、中身は白羊羹がぎっしりと詰まっていました。
羊羹の甘さと夏みかんの皮のほろ苦さが絶妙です。
渋いお茶でいただくと、最高かもしれません。
今回の旅行では、「学び」と「出会い」のある本当に良い旅でした。
そして、怪我なく無事に帰京できたことに感謝です。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。