日本を考える
先日、歴博の愛称で有名な千葉県佐倉市にある国立歴史民族博物館に行ってきました。
最近、歳のせいか、日本の真実を深く知りたいと思うようなってきたからです。
昨年からずっと行ってみたかったのですが、ようやく念願叶いました。
館内では、フラッシ撮影はできませんが、一部写真が撮れない場所を除き、基本的に撮影OK。
ということで、周りながら、少しだけ写真を撮らせていただきました。
なんと、時代ごとに第一展示室から第六展示室まで分かれており、ゆっくり見て回ると、とても一日では見切れる量ではありません。
しかも、入場料は一般600円と格安。
私たちは、順路に従い第一展示室から見学させていただきました。
原始の時代から近代までの生活の様子が展示してあるようです。
展示品の大半は全国各地の博物館で保管されているものですので、精巧に再現されたものが多いのですが・・・。
もちろん、国立歴史民族博物館の所有しているものもあります。
第一展示室では、最終氷期から7世紀頃までに生きた人々の様子が展示してありました。
旧石器時代である3万7千年前〜600年くらい前まででしょうか・・・。
厳しい環境ながらも、平和な日本人の生活が描かれていました。
第三展示室には、16世紀末から19世紀初頭の江戸時代の様子が展示されていました。
この頃になると、現代の生活との共通点も多く、妙な日本らしさを感じますね。
第三展示室と見たところでで、夫婦二人とも疲れ果ててダウン。
展示室と展示室の間にある休憩所で、自動販売機でお茶を買って一休み。
ここまでで、軽く一時間半はかかりました。
かなり早歩きで見たつもりだったのですが、展示室一つあたり30分かかったことになります。
第五展示室では、19世紀後半からの日本の近代化の歩みが展示してありました。
当時、日本を開拓した方々の苦労がよくわかります。
また、今の日本人とは異なり、凛とした立派な顔つきです。
考えさせられるものがありました。
最後の第六展示室では、戦争と平和、戦後の生活革命をテーマに展示がしてありました。
時節柄、この展示が一番心に刺さりました。
戦争は良いことではありません。
しかし、列強国が自国のために他国の国民を苦しめて良いはずはありません。
日本は今のままで良いのでしょうか・・・。
戦後の文化的な生活と引き換えに失ってしまった日本人の心や本質。
そんな大事なものが、この展示室にはあった気がします。
第六展示室の出口には、ゴジラの模型が置いてありました。
実際にゴジラが暴れることはないでしょうが、世界が争うことなく、平和であることをただただ願うのみです。
総じてとても良い博物館でしたが、じっくり見るには一日でも時間が足りません。
今度来る時はテーマを決めて、特定の展示室を集中的に見てみたいなぁと思いました。