一台目のネック
一台目のネックに使用するホンジュラスマホガニーの切り出しが始まったそうです。
通常、この材の大きさだと、2本分のネックに使用するそうですが、今回は贅沢にも1本分の木取りにしていただきました。
画像は、贅沢にもその大トロ部分のみを切り出したお姿です。
切り出した大トロのネック材は、鳴りが恐ろしく良いらしく、ネック角度は10度近くで製作する予定とのこと。
ちなみに、他メーカーだと3本分のネックに使用する大きさらしいです。
さすがは、サウンドに定評のある木越ギター。
材に対する拘りは、並々ならぬものがあります。
一方で色々な方から、「木越ギターは音は良いけれど、作りが粗いから心しておいた方がいいよ」とご心配いただいています。
車で言うと、日本車やベンツ、アウディのような精巧な作りや内装ではないけれど、運転は最も楽しいBMWみたいなギターなんだと思います。
Gibsonの場合、作りの粗さを揶揄するGibsonクオリティという業界用語があります。
しかし、Gibsonはその粗さを埋めるに余りあるナイスなサウンドを出してくれます。
ギターは、作りが粗い方が良い音が出る傾向があるとも言いますが、さすがにお高いカスタムギターの場合は、出来れば作りの良さにも期待したいところ。
少しでも頑張ってもらえると、良いなぁ〜。