感動の蕎麦
先日、妻と武蔵五日市の駅付近をドライブをしていたところ、以前から聞いたことのあった「初後亭」の看板を偶然にも発見しました。
ちょうど、お昼の12時半を回っていましたので、早速、お店に向かってみることに。。。
お店の前は、車が4台も停まれば一杯になる小さな敷地。
実は、あきる野うどんの匠として有名なお店だそうで、「しょごてい」と読むとのこと。
期待を胸に、早速、中に入ってみました。
靴を脱いでお座敷に上がると、そこには6席のこじんまりとした和室がありました。
座敷奥の窓からは森林が見え、心地よい陽射しが入り、小鳥たちのさえずりも聞こえてきます。
まず席に着くと、すぐにお茶と、お通しの切り干し大根の煮付けが運ばれてきました。
メニューを見ると、全て自家農場で作った小麦と蕎麦で作っているとの記載があります。
これは、かなり美味しそうな予感。
また、麺つゆも、鰹節のみで出汁をとるという地元ならではのものだそう。
地元の良さを残していきたいとのことから、引きずり出しうどんという地元農家に伝わる食べ方も紹介されていました。
ちなみに、自家農場での栽培のため、お蕎麦は期間限定とならざるを得ず、残念ながら今しか食べられないとのこと。
せっかく見つけたあきる野うどんの名店ではありますが、自家製の蕎麦が無くなったら終わりと伺いましたので、今回は、もりそばに大根おろし（880円）を大盛り（300円増）で注文することにしました。
しばらくして、お蕎麦が運ばれてきてびっくり。
盛り付けのお皿がざるなのも粋ですし、付け合わせに茹で野菜が添えてあるのも素敵です。
更に、薬味にはワサビの代わりに、手作りの柚子ごしょうという拘り。
早速、一口いただくと、これがまた最高に美味しいお蕎麦でした。
しかも、蕎麦つゆが、辛過ぎず、甘過ぎず、これまたお蕎麦と絶妙にマッチ。
お蕎麦と蕎麦つゆの両方が自分好みのお店には、なかなか出会ったことがありませんので、私は一口でこちらのお蕎麦の大ファンになりました。
都心からは少し遠いですし、お蕎麦も期間限定ですが、近くに寄った際は、またお伺いしようと思います。
