初対面
先日、某楽器店の担当者の方から私のスマホに一通のメールが届きました。
以前カスタムオーダーしていた「James Tyler USA LA Studio Classic Royal Blue Shmearが入荷した」という連絡です。
昨年の春にオーダーをして、待つこと約1年2ヶ月。
いよいよ念願のオリジナルJames Tyler USAとのご対面です。
ボディカラーはRoyal Blue Shmearという日本専用のSpecial Edition。
Shmearカラーは、塗装の特性上、二台と同じ色味が出せないため、実物を見るまでは少し不安だったのですが、そこはさすが本家本元。
色の混ざり具合も完璧でした。
明らかにJames Tyler JapanのShmearカラーとはテイストが異なります。
特に、JimがSpecial Editionにだけ冠してくれる「James Tyler」という手書き風のSignature Logoが目を引きます。
James Tyler USAという本物を手にしてこそわかるこの満足感。
これまで色々な市販ギターを購入し、カスタムオーダーを繰り返してきた私が最終的に行きついたギターが、このJames Tyler USAなのです。
それでは、今回オーダーした私の拘りのスペックをご紹介したいと思います。
James Tyler USAとの出会い
思い起こせば、私とJames Tyler USAとの出会いは2010年。
初めて手にしたJames Tyler USAは、日本人初のシグネイチャーモデル「Yuji Toriyama Model」でした。
ボディから伝わる尋常ではないネックの振動に、その当時所有していたFender、Gibson、Suhr、YAMAHA SGでは味わったことのない衝撃を受けました。
一方で、当時はまだJames Tyler USA特有のリブド加工についてよく知らず、ボディのあまりの軽さから、オモチャみたいなギターだなぁと感じたのも事実です。
そのため、James Tyler USAの良さを十分に理解する前に、わずか数ヶ月で売却してしまうことに。。。
今、考えると非常にもったいないことをしました。
しかし、その後もJames Tylerへの想いは冷めることなく、Japan製のStudio Elite HDをカスタムオーダーすること計6回。
しかし、どれも100%満足することが出来ず、すぐに売却。
結局、行き着くところJames Tyler USAに戻って来たという訳です。
しかし、その間、James Tyler USAは破格の高騰を続け、購入するには、所有するその他のギターをかなり整理しなくてはならなくなりました。
スペック(仕様)
そんなこんなで、今回カスタムオーダーしたのが、James Tyler USA LA Studio Classic / Special Edition Royal Blue Shmearという訳です。
拘りのスペック(仕様)は以下のとおりです。
BASIC MODEL : LA Studio Classic
Body Color : Royal Blue Shmear(Semi-Gloss)
Neck & Logo Color : Natural Satin, Black Signature Logo
Body : Alder
Neck : Quartersawn Maple
Neck SHAPE : VEE
Fingerboard : Slab Lam Macassar Ebony
Fingerboard Radius : Compound Radius
Nut : 1-5/8(約41mm)
Frets : 22F , NARROW/TALL
Tuners : Hip Shot Locking with Classic Knob
Neck Pickup : JTS5 Stingray 500 / Straight(White Cover)
Middle Pickup : JTS5 Stingray 500 / Straight(White Cover)
Bridge Pickup : JTH Angry Retro / Straight(Covered)
Pickguard : 4-ply White Pearl
Bridge : G2TS
Hadware Color : Chrome
Control : 5way Lever PU Selector(White Knob),Master Volume(White Knob), Neck & Middle PU Tone(White Knob), Mid Boost Push SW(White Knob), Mid Boost Control
結果として、ボディカラーだけでなく、ネック形状やピックアップ、ペグボタンの形にまで拘り抜いた思い入れの強いカスタムオーダーとなりました。
しかし、James Tyler USAは、もともと非常に高いギターですし、楽器店に行っても、そうそう在庫はありません。
仮に在庫があったとしても、スペック(仕様)は万人受けするものがほとんどで、自身の希望スペック(仕様)を確認できるとは限りません。
そこで、今後、James Tyler USAをオーダーする方の少しでもお役にたてるよう、私がオーダーしたギターの詳細を少しづつご紹介していきたいと思います。